少し難しい本の紹介です。「どうして色が見えるのか」という色彩の勉強をしていれば考えたこと、学習したことはあると思いますが、普段暮らしていて考えることはありませんよね。瞼(まぶた)を開けば、無意識に「見えている」状態が自然なことですから。

この本の興味深い所は「人間以外」の動物、サル、金魚などの解説や研究データが書いてあることです。

もちろん「眼の構造」の解説も細かく書いてありますので、とても勉強になります。色彩の勉強というよりかは「人体」「生物」の眼の機能を勉強したい方にオススメの1冊です。もし、古本屋などでお値段が下がっていたら、なお、購入して勉強してほしい1冊でもあります。

平凡社 池田光男 芦澤昌子 定価本体 2500円