スイスで生まれたヨハネス・イッテン(1888〜1967)は、現代の色彩学に大きな影響を与えた教師です。1919年創立のバウハウスでは色と形の授業を担当していた人物です。この本は上級者向けの内容ですので、色彩検定1級取得者やバウハウス研究者向けの内容です。

内容の多くは文章での説明で「イッテンの12色環」はもちろん登場するものの、見慣れた色相環は登場しません。

文章で理論を学習していく「まさに学問書」です

美術出版社 大智浩 訳 定価本体 3500円