1810年 ドイツの詩人 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの「色彩論」の紹介です。本来は色彩論は第3篇まであり、①教示篇②論争篇③歴史篇の3つを合わせて「色彩論」となっていますが、今回ご紹介する「色彩論」は「ゲーテが考える色彩に関する基礎理論の紹介」が書かれている最も重要な①教示篇をメインに書かれている本です。分厚い文庫本サイズで価格は1500円ですが、何と言っても「ゲーテの色彩論」です。

ゲーテを勉強しているということは、「ニュートン」を勉強し次のステップにはいったということですよね!?(色彩を勉強している方でゲーテから興味を持った方は非常に少ないはず。。)

この本は小説のように縦書きで100%文字ですので、ゲーテの色相環(当時は色彩環)や図解を見てから、この本を読むことをおススメします。

詩人ゲーテの人間味溢れる色彩に関しての考えに、物語を感じる程です。

ちくま学芸文庫 ゲーテ 木村直司 訳 定価本体価格 1500円