ページ数が約300ページあります。東京商工会議所カラーコーディネーター検定(通称カラコ)の1級の中でも合格率が低いといわれている第3分野の「環境色彩」の公式テキストです。第1章では環境色彩とカラーコーディネーション、第2章ではカラーコーディネーションの方法とそのプロセス、第3章では建築計画、第4章では環境計画、第5章ではカラーコーディネーションのための材料知識、第6章では環境色彩の基礎知識といった具合で「色彩の検定内容?」と思ってしまう様な第一印象です。ですので、合格率が低いの前に、マニアック傾向で受験者が少なく、更に難しいといった内容です。第1分野(ファッション色彩)、第2分野(商品色彩)、そして第3分野(環境色彩)の全分野の取得を目指している方は「いよいよラスボス」っていう感じですね。

「定価本体 7500円」ですので、購入前に本当に取得に向けて頑張れるのかどうか。受験に向かう前のちょうど良い価格ですね。もちろんテキストの内容はそれ以上の価値がありますよ。というより、受験者が少ないので、この公式テキスト以外に勉強方法がありません。

「3級や2級は分かるけど、1級を取得して意味あるのですか?」の質問は本当に多いのですが、私にとっては意味があることです。いってみれば「その本人の自由です。」色彩を勉強したい。色彩を教えたい。色彩を越えて「勉強」したい。沢山の理由がありますよね。先に勉強したいことや取得したい資格があるのであれば良いのですが、「意味あるの?」のみ質問する方にとっては現状では意味なさそうですね。しかし、「意味あるの?」のウラの気持ちは「不安」なのですよね。そんな私も意味あるのか? この7500円のテキストを購入するのに何度本屋の棚に行ったり、悩んだり、1度帰ったりしたか分かりません。

「合格証明書」のみが欲しいのではありません。「夢」でもあり、ボクシングでいう「タイトル戦」みたいなものなのですから。