PCCS日本配色カード

色の勉強をする際に非常に便利な配色カードです。大きさがポケットサイズのものからB5サイズくらいのカードまでの小、中、大とあります。日本にはマンセルというカラーシステムと、このPCCSのカラーシステムの2つがありますが、この配色カードはPCCSの配色カードです。ちなみにマンセル配色カードは「日本塗料工業会塗料用標準色」というカラーカードです。

全12種類のトーンのはずなのに、1種類ない。

PCCSは「ヒュートーンシステム」といって、色相のヒューと、明度と彩度を合わせたトーンというものがあります。このトーンは全12種類のトーンがあります。ビビッド、ブライト、ストロング、デープ、ライト、ソフト、ダル、ダーク、ペール、ライトグレイッシュ、グレイッシュ、ダークグレイッシュの12種類のトーンです。しかし、この配色カードには「ストロング」トーンがありません。

色相番号も全部ない。

色相のヒューは全24種類あります。黄、黄緑、緑、青緑、緑みの青、青、青紫、紫、赤紫、赤、赤み橙、黄み橙が12種類でそれぞれの間に12種類入れて24種類(24色)あります。しかし、PCCSの配色カードには24種類(24色)あるのはビビッドトーンのみで、他のトーンは先ほど記載した12種類のカードしか入っていません。

使用上の注意点

使用上の注意点は、紫外線と油分です。太陽光などに長時間当てると変色してしまい本来の色ではなくなってしまうと、配色カードとして使用出来なくなってしまいますので注意。それと、油分がついた指で扱うと変色の恐れがありますので油分にも注意したいとことです。サイズに関してのオススメとしては初心者には小サイズで大切なことは常に持ち歩いて確認していく習慣づくりです。なれてきたらサイズを大きくしていくことです。「小面積第三色覚異常」(面積効果)により、サイズによって色が変化して見えることがありますので、慣れてきたのなら中サイズ、大サイズに変えることをオススメ致します。

配色一覧表

更にオススメなのは「販売している一覧表の台紙」を購入して自分で作成して常に持ち歩き、開いたときにも分かりやすいのでオススメです。また、ハサミで1枚1枚カットするのが大変であれば、カタチのあるパンチで型を取りながら、カットしていき貼付けるのもオススメです。自分ならではのカスタムをすることで身近にしていき、いつでも「色」に触れる回数を増やすことが大切です。