減法混色

減法混色は色を混ぜれば混ぜるほど、暗い色になっていく混ぜ方のことです。最終的には黒色になります。身近なものでは絵の具が減法混色ですね。黄色と青色を混ぜると緑色になります。ここで大切なことは緑色は黄色より暗い色、青色より明るい色ですが、どちらかの色より暗くなっていれば、減法混色といいます。

加法混色

加法混色は色を混ぜれば混ぜるほど、明るくなっていく混ぜ方のことです。最終的には白色になります。身近なものではモニター画面です。赤緑青のRed Green Blue の頭文字をとってRGBといいます。加法混色は「光の混色」ともいいます。ちなみに赤い光と緑の光を混ぜる(実際には重ねる)と黄色の光となり、黄色は赤より、緑より明るい色ですので加法混色となります。

中間混色

中間混色という言い方をする混色があります。実際のカテゴリーは加法混色ですが、加法混色と分けて中間混色という場合があります。中間混色は「併置加法」があります。

併置加法混色

例えばバケツに入った1000個の赤色のピンポンボールと、バケツに入った1000個の黄色のピンポンボールを大きなバケツに入れたとしましょう。大きなバケツには2000個(赤1000・黄1000)が入っています。そしてよく混ぜて下さい。1つ1つのピンポンボールは橙色になりますか??なりませんよね。しかし、その場から10m、20mと離れた位置から見るとバケツの中は橙色に見えます。これを併置加法混色といいます。

フランスの画家 ジョルジュ・スーラ

フランスの画家であるジョルジュ・スーラをご存知ですか。スーラはパレット上で混色「減法混色」すると色が濁る(にごる)と考えていた為、点描画法で描いていました。いわゆるドットで描いていました。赤い点と青い点で紫を表現し、黄色と緑色で黄緑色を表現していました。

難しい言い方ですと、減法混色はパレット上で色を混ぜ、加法混色は眼の網膜上で色を混ぜることです。