色彩検定(文部科学省後援 aft 色彩検定)

色彩検定は3級、2級、1級それとUC級と言ってユニバーサルカラー級があります。3級、2級、UC 級の受検は年に2回あり、6月の夏期と11月の冬期受験があります。もちろん受検申し込み時期はその前ですので注意して下さい。1級に関しては学科の1次試験が11月、実技試験が12月に実施されます。実技試験は技能試験の事で試験内容は、問題に対して配色カラーカードを切って解答用紙に貼っていく試験です。合格点はどの級も70%前後で試験の難易度によって変動する様子です。100点満点中66〜76点以上と言うところです。ゼッタイに合格を目指している方は78点欲しいところです。色を感覚で捉えて自分らしさを表現できる人は多いと思いますが、色彩学と言う学問として学ぶ事、また、初めて検定にチャレンジするのであれば色彩検定をオススメします。色彩検定は約30年の実施実績、累計受検者約150万人と言う事の知名度、履歴書に書く事で履歴書も華やかになるものです。勉強の内容も色を初めて学ぶ人には広い視野で学べる事が特徴です。受検年齢制限はありませんので、学生の皆さんをはじめ、社会人の方、主婦の方と「色を勉強したい」という気持ちがあれば受検資格があるという事です。

カラーコーディネーター検定(東京商工会議所カラーコーディネーター検定) 通称:カラコ

カラーコーディネーター検定(通称:カラコ)は3級、2級、1級があります。特に1級は第1分野のファッション色彩分野、第2分野の商品色彩分野、第3分野の環境色彩分野の3つの1級があるという事です。色を学ぶのですが、物体があっての色という事を捉えると、色のみの勉強では物足りなさがあります。カラコは学生向けというより、社会人向けという様子です。ファッション分野であれば糸の勉強、編み方の種類、革の種類など。商品分野であれば鉄、木、プラスチック、またはプラスチックの種類など。環境分野であれば石材、木材、ガラス材の種類と物体としての材質を勉強するのが特徴です。材質によって色の印象、色の性質は異なります。3級、2級に関しても建築物、車、電化製品などを勉強します。もちろん学生のみなさんの受検はできますが、専門職向けの検定がカラコと言えます。合格点は100点満点中70点です。1級に関しましては試験時間が2時間30分あり、4択問題、5択問題、語群選択問題が65点分、200字の論述が10点分、500字の論述が25点分で、合わせて100点となっています。

パーソナルカラー検定

パーソナルカラー検定と言っても、主に3団体が主催する検定があります。どのパーソナルカラー検定を受験すれば良いのかと困ってしまうかもしてませんが、パーソナルカラリストを目指しているのであれば、パーソナルカラー検定全てを勉強するのが良いのではないでしょうか。どのパーソナルカラー検定も勉強になるはずです。パーソナルカラー検定の最大の特徴は色の勉強の中でも「人」に関する色を勉強すると言うことです。それでも1つオススメと言えば、NPO色彩技能パーソナルカラー検定です。理由は勉強するカラーシステムがPCCS、マンセルと言って、色彩検定でも勉強するカラーシステムですので、色彩検定を取得した方、またはこれから取得を考えている方に向いているのではないかと思います。

色に関する検定は他にも多くあります。どの検定が良いのか。正確に言えばどの検定が自分に向いているのか。勉強する前にそれを把握できているのであれば良いのですが、なかなか難しいものです。迷っているのであれば、オススメはaft 色彩検定3級です。または色に関しての仕事を目指している方は、3級と2級の同日ダブル受検がオススメです。色を勉強する事で色彩学として向上させる事がとても大切な事です。やはり勉強しないと自分の好きな色は興味があって、その色のみ得意になってしまうものです。それが自然な事なのですが、華やかでハッキリしている色のみが色ではありません。検定取得を通して「色」を学ぶ機会がとても大切な事だと思います。