①色彩検定 ②カラーコーディネーター検定 ③パーソナルカラー検定。他にも色彩に関する検定はいくつかありますが、今回は3つの検定の違いをお伝えします。①色彩検定「文部科学省後援 aft 色彩検定」の特徴は、色彩を学び始める方や学生向けの検定だと思います。なぜ色が見えるのか、色の名前、カラーチャートの見方など、とても学びやすい内容です。それと何と言っても知名度の高さがあるということで「履歴書に書きやすい」のも特徴です。②カラコ「東京商工会議所 カラーコーディネーター 検定」の特徴は、仕事として色彩を習得していく方や職人向けの検定だと思います。製品の色、製品の素材、自動車の色などを学習できます。特に1級ではファッション、商品、環境の3つの分野があります。難易度は色彩検定より高めです。③パーソナルカラー「NPO 色彩技能 パーソナルカラー検定 ・ J-color 色彩活用 パーソナルカラー検定 ・ 日本カラリスト協会 パーソナルカラリスト検定」とパーソナルカラー検定にも種類があります。特徴は、色彩の対象が「人」であることですので、アパレル、メイクアップアーティスト、ヘアカラーリスト、着付師など、直接「人」に色彩を提案される方に向いている検定です。難易度は低めです。 どの検定も勉強になりますがこれから色彩を学び、資格取得を目指す方にオススメなのは、色彩検定3級・2級のダブル受験です。理由①初めて学ぶ方にとっては幅広い知識で始められ、取得後に、他の色に関する検定取得を目指しても基本が身に付いていることが自覚出来ますので色彩の基本勉強が色彩検定だと思います。理由②色彩検定は受験者の累計が140万人を超えていますので、参考書や情報量が多く学習しやすいということです。理由③午前3級受験、午後2級受験のように同日受験が可能です。年齢などの受験資格もありません。色彩に興味を持ち学習するのであれば、少々高い目標で始めることをオススメします。その分の気持ちも高まるはずです。理由④色彩検定は試験時間に追われる検定でもありますので、午前の3級受験でペースを最終確認してから、午後の2級受験に臨むというのも良いのではないでしょうか。参考までに、色彩検定3級・2級は年2回、夏期(6月下旬の日曜日)&冬期(11月中旬の日曜日)です。検定料は3級7000円、2級10000円です。公式テキスト3級は3級2700円、2級3000円です。公式テキスト以外にも参考書はありますが、試験の文章や写真、図は公式テキストから出題されますので、公式テキストは基本学習本です。